音絵巻 作品紹介
「さまよえる人
」~ユダヤの手風がユダヤの謎解き明かす
~
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美
上演時間:90分
何故 神武天皇は敵の体を切り刻んで辺りを血の海にしたのか?
ーユダヤの新年の行事・過超祭では、神の猛威をさけるために羊を屠り、その血を香りの強い草を使って家の門柱に塗り付けるー
何故 雄略天皇は三輪山の巫女に声を掛けたのか?
ー三月の行事・プリム祭の起源…ユダヤの女性エステルは自らを犠牲にしてペルシャ王の后となりユダヤ人たちの命をすくったー
何故 オケとヲケの二人の息子は新室の祭りで川辺の柳の歌を歌ったのか?
ーユダヤ暦の十月、木と草で仮庵を作り川辺の柳を取ってきて屋根に葺き穀物の稔りを神に感謝するー
復権したオケとヲケは父を殺めたワカタケへの恨みを晴らそうとするが老女・置女の出現により、それを思いとどまるー何も仕事をしてはいけないというユダヤの安息日を女王と呼び、彼女をもてなす準備をしてその日を迎えるー
あたかもユダヤ人が祖国を追われてさまよった様に、神武天皇もオケとヲケの兄弟も各地を転々と流浪しました。それはきっと、この世を明るく照らす光を求めていたのです。音絵巻「さまよえる人」は旧約聖書の世界と日本の伝統を融合させる物語です。
― 公演実績 ―