音絵巻 作品紹介

「うるわしき人ー高山右近ー 」~魂の在処を求めて~
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美
上演時間:90分
 
 

 
 
  
それまでキリシタンを支援してきた織田信長は、高槻城の高山右近との対決を前に豹変しました。離反した荒木村重に支配されている右近を味方に戻すことが出来なければ、即ち自らの破滅であると考えた信長は、キリシタンの宣教師たちを拘束して人質とし、右近に服従を迫ります
高槻城の中が帰服派と抗戦派に割れてしまい窮地に立たされた右近は、「宣教師たちは、ただ我らの魂を救うために日本に来てくれたのだ」と云い、領地も親族も全て棄てる行動に出ます。
後年、キリシタンへの迫害が強まる中、右近は神の恵みとしての自然の美しさを人々に説き、それは万葉集の和歌にある日本人の感性と響きあうものでした。
常に生命が危険にさらされていた時代、音絵巻「うるわしき人」は、魂のありかを探る物語です。
 

― 公演実績 ―