和歌劇作品紹介

「女帝の都・藤原京
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美
― あらすじ ―

壬申の乱が起こると、三輪の神に仕える神官・大神高市麻呂は、大海人皇子の側に加わった。その際、高市麻呂の先祖・事代主神が或る人に神がかりして現れ、ものを奉納する見返りとして、大海人側への協力を約束した。戦いの勝者・大海人皇子が亡くなると、その后・鵜野皇后は、藤原不比等と渡来人を重用した。彼らは中国の陰陽五行思想を政治に取り入れ、新しい京の建設と、伊勢神宮を日本の最高神に定めようとした。それに対し、大神高市麻呂は反発し、中納言という官職を賭して鵜野皇后の伊勢行幸を中止する様に諫言した。しかし、それは採用されず、高市麻呂は遠い長門の国の守に左遷された。そして鵜野皇后と不比等の願い通り、藤原京は完成した。


- 公演実績 -
2013年11月10日 うたまくら茶論
 
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