和歌劇作品紹介

「オトタナバタ姫
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美

― あらすじ ―

肥前国の松浦の里の乙女・小夜姫は、七月七日に行う儀式のオトタナバタ姫という巫女の役を果たすため、海辺の小屋の中で機を織っていた。そこに突然、肥後国の王族・大伴狭手彦がやってきて、小夜姫に求婚し、二人は結ばれた。狭手彦は、朝鮮半島の戦乱を鎮めるために将軍として赴任する途中であり、小夜姫は、出航する狭手彦を、領巾という特別な織物を振って見送った。その後、小夜姫の処に、狭手彦に良く似た男が夜な夜な通う様になった。その正体を知ろうとした小夜姫が、その男の袖に長い糸を縫いつけて帰る場所を探った所、その男は蛇神の化身であることが分かったが、姫はその神に誘われて沼に入水し命を断った。
 

― 公演実績 ―
2014年6月7日 浜松・天王山 福厳寺
2013年7月7日 うたまくら茶論

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