和歌劇作品紹介

ポーランド・ザモシチ芸術祭参加作品
「月と黄金」
脚本:菅沼 登
音楽:歌枕 直美
- あらすじ -

源氏と平家の戦いによって混乱する日本をひとつにまとめるため、僧侶・重源は大仏の再建を始めた。一方、高野山で共に学んだ西行は、人々の日常の営みの中にこそ価値があることを歌に詠みながら諸国を巡り歩いていた。重源の依頼により、大仏に鍍金に使う金を調達するため奥州に出向く途上の鎌倉で、西行は 義経の愛妾・静御前に出会う。
 

- 感 想 -

☆義経を追う静御前が白拍子を舞うシーンでは芸能の道を極めようとする静御前の強さを感じ、その後の“しづやしづ~♪”切ない歌に涙しました。
★もう一度、聞きたい。“吉野山 峰の白雪 ふみわけて 入りにし人の 跡ぞ恋しき”やはり静御前の歌が頭の中に舞っています。
☆不本意ながら義経と別れ、不本意ながら宿敵・頼朝の前で舞う、その健気さに心打たれました。
 
 

- 公演実績 -
登録商標について:「和歌劇」は株式会社うたまくらの登録商標です。