チェコ製のピアノで、昔から素材には定評がありました。しかし、戦後社会主義国となり、すべてのピアノメーカーが横一線になったとき、その特徴が時間とともに薄れていき、加工技術も西側に比べ衰えていきました。そして、技術的にも伝統が受け継がれなくなって、途絶えたかに見えましたが、冷戦が終わり、ベルリンの壁の崩壊とともにどっと西寄りになっていきました。
 
昔からこのモデルは人気があり、きれいな洗練されたデザインに仕上がっています。値段のパフォーマンスもさることながら素材のよさが随所に活きています。