ピアノ物語
TALLONE
タローネ
日本に縁があるピアノ
イタリアで発明されたピアノがイタリアを飛び越えていろんな国で作られています。しかし、イタリアを代表するピアノが無いということで、一調律師が50歳にして作り上げます。そして生涯430台ほどを作り上げるのですが、その晩年の製造番号No.421(1981年製)のピアノを手放す人がいるということを教えてくれたは、イタリア時代の荒木の同僚、ナポリにいるアメリカ人調律師トーマス・グッドマン。その彼からもタローネのいろんな逸話も聴きました。また世界に通用するコンサートピアノを作りたいと1965年にヤマハがタローネを呼んだのは有名な話です。


次のステージ
イタリアから日本に届いた状態を見ると、弦が切れていたり、消耗があったりと、交換しなければいけない部品を交換しました。その時に今まで見たピアノと違う、普通ではないということがよく見えました。それから歌枕直美の所有となって社長室に置かれています。日常は録音に、レッスンにと大活躍。また、年数回催される「時代を語るピアノの響きコンサート」にて生の音を聴いてもらっています。
時代を語るピアノの響きコンサート