海外公演
歌枕直美のコンサート 日本の芸術文化を世界へ発信
歌枕氏がこの素晴らしい歌で紹介してくださったのは恋愛、怒り、尊敬、憎み、ほこり、なつかしさ等、つまり人間の全てのスピリチュアルな部分でした。その感情の表現は、オリエンタルな歴史、風習、遠くある世界を覗くことができました。視聴者はよく聞こえるように、息をとめました。日本の方の仕草、感情表現、衣装、髪型、背景にあるグラフィック、そしてアーティストの声の音色と上演はなにより素晴らしかったです。視聴者の立ったまま、長時間の拍手をしていました。なぜならば、本当の芸術の素晴らしさが理解したからです。(2010.11 ポーランド新聞論評より抜粋)
ドイツ
◆カールスルーエ市Europäische Schule Karlsruheにて(カールスルーエ独日協会主催)
10月17日(土)19:00〜 記紀・万葉〜「やまとうたコンサート」
カールスルーエは、フランクフルトより列車で約1時間のところに位置し、ドイツの最高裁判所や原子力研究所があり、最新のデジタルテクノロジーの研究・開発の中心として注目を集めている街です。今回の主催であるカールスルーエ独日協会は、昨年20周年を迎えられた歴史ある独日協会で、バイエルン独日協会 浅野代表理事にご紹介いただき実現しました。松島フリッツ照子会長は日本国政府より、カールスルーエ独日協会の活動を通じて日独交流を促進した多大な功績を称えられ、旭日双光章を受賞されています。
さてコンサートは、松島会長のご挨拶からスタート。歌枕が「明日香風」で登場すると会場の皆様からため息が漏れると同時に、カメラのシャッターが切られました。聴衆は全員ドイツ人の皆様でしたが、日本同様、歌枕のトークを交えての歌枕流コンサート(松島会長の同時通訳)で進行。皆様集中した雰囲気で、公演後「とても素晴らしかった。感動しました。」「とても美しい。」と大変好評をいただきました。
◆ミュンヘン市Movimentoにて(バイエルン独日協会主催)
10月24日(土)19:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜人の世の巻〜」
昨年に続き、2回目のミュンヘン。今回の公演には、ドイツ人の方と20年・30年と長くドイツにお住まいの日本人の方、在ミュンヘン日本総領事館 領事様などの皆様がお集まりくださり、浅野代表理事のご挨拶より公演がはじまりました。公演後「完成度の高い芸術で、とても素晴らしかったです。ドイツ語ナレーションが入っていて解りやすかったです。」「とても感動しました。歌枕さんの歌はもちろんですが、表情や動きで、その時々の感情を表現されているのが素敵でした。」「カビ臭い書物の中の物語に命を吹き込まれ、その心が生き生きとよみがえっていて、本当に感動しました。」またインターネットでこの公演を知って来てくださったというドイツ人の学生さんより「鳥肌が立ちました。感動しました。日本について勉強している中で、万葉集・古事記にもとても興味があります。」とご感想をいただきました。
そして来年もミュンヘンでコンサートをとのお話をいただきました。
ポーランド
◆グダンスク市伝統料理店Gdanskaにて
10月21日(月)18:00〜 海外初「茶論やまとうたコンサート」
バルト海沿岸にある港湾都市グダンスクは今回で7回目の訪問。
旧市街にある伝統料理店GDANSKAにて、新年号「うたまくら草子」Maria i Jerzy Sykoraさんとの対談とお店貸し切りでの海外初 「茶論やまとうたコンサート」を行いました。Mariaさんはじめ皆様に、着物姿で登場した歌枕に熱烈な歓迎受けました。また、グダンスク在住の友の会会員 播磨和子さんもご参加くださいました。
Mariaさんとの出会いは4年前。グダンスクでのコンサートで、「はじめて聴いたとき、歌枕さんの声に、音楽に、深く感動し言葉にすることができなかった。それ以降、コンサートがあると聞くといつも駆けつけていました。言葉はわからないけれど深い感動があり、音楽から自分のストーリーを想像させる世界があります。」とお話しくださり、その後、ご主人のおじいさまがチェリストとして、1920年代日本来日海外アーティストの先駆者でいらっしゃるとお伺いし、文化交流をテーマにお話を伺いました。次号ご期待ください。
ハンガリー
◆ブタペスト市University Karoli Gaspar of the Refomed Churchにて(ハンガリー日本友好協会主催)
10月21日(水)13:00〜 記紀・万葉〜「やまとうたコンサート」
Judit Vihar会長は、この大学で日本文学をご指導されており、今回のやまとうたコンサートで演奏した万葉集の和歌・対訳をハンガリー語に翻訳してくださいました。お客様は、日本学科の学生さんと一般の方 約130名の方がお集りくださいました。ここでも歌枕流トークを交えてのコンサートで、大学生のAriei Kabaさんが同時通訳を務めてくださいました。Ariei さんは通訳をしてくださるにあたり、今回演奏の万葉歌の作者・歴史的背景まで大変良く勉強されておられ、歌枕のトークをハンガリーの皆様によりよく理解していただける様に話を噛み砕き補足してくださり、歌枕はそのセンスに感動していました。コンサートは、とても集中度の高い時間となりました。終了後、Judit Vihar会長より「とても素晴らしいコンサートでした。学生たちも大変喜んでいました。直美さんがまたハンガリーに訪れてくれることを、いつでも待っています。」とお声がけ下さいました。
リトアニア
◆Cultural and Organizational Ideas~Japanese Cultural Festival nowJapan~にて(KOI主催)
10月27日(火)18:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜人の世の巻〜」
在リトアニア日本大使館より日本の文化などを紹介されている団体 KOIをご紹介いただき、毎年秋開催されている~Japanese Cultural Festival nowJapan~の最終日のコンサートとして実現しました。会場となったTaujenei Manorは、ビリニュス郊外にある1802年に建てられた豊かな自然に囲まれた美しい貴族の屋敷で、現在、文化施設として活用されており、歴史的建築を活かすコンサートとなりました。リトアニア語訳は、KOIのボランティアスタッフ2名の方が担当してくださり、また当日の通訳はビリニュス大学で日本学を学ぶ学生さんが担当してくださいました。演奏が終わると全員総立ちでの拍手を頂き、アンコールで「富士」を演奏し終了いたしました。公演後「車で子供たちとともに遠くから来ましたが、本当に素晴らしくて感動し、今 世界で私が一番幸せだと思いました。」「大変感動しました。すばらしい試みだと思いました。」などのご感想を頂き、サイン会&撮影会となりました。
フィンランド
◆カンガサラ市カンガサラ高校ホールにて 2公演開催
10月1日(水)13:00〜 記紀・万葉〜「やまとうたコンサート」
10月1日(水)18:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜神代の巻〜」
カンガサラは、フィンランドの北部 湖地方と呼ばれる地域にある森と湖に囲まれた自然豊な美しい町です。またフィンランドの中ではじめて中学校ができたところでもあり教育の町でもあるそうです。会場は、カンガサラ高校にあるホールで、昼と夜の2回公演を行いました。高校生から、初老の方迄、街の皆様がお越し下さいました。「歌枕さんの歌、衣装、すべてすばらしかったです。感動しました。日本の旅をさせていただきました。」「奈良に住んでいたことがあります。歌枕さんのコンサートにくることができて嬉しかったです感動しました。」またマネージメントをしてくださったヘイッキさんより「歌枕さんの歌が聴けて幸せでした。言語についてはわかりませんが、心で聞くことができます。歌枕さんの音楽により内容が伝わります。他のお客様も感動されていました。このコンサートで日本の歴史文化に興味を持ち、インターネットなどで研究する人が増えると思います。」とお声がけくださいました。
◆ヘルシンキ市ヘルシンキ大学言語センターホールにて
10月2日(木)18:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜神代の巻〜」
フィンランドの首都ヘルシンキ。昨年のエスポー市でのコンサートに続き、フィンランド日本協会がご協力くださいました。公演には、日本文化に興味を持たれる方々や、ヘルシンキ大学の日本学科の学生さんなどがお越し下さり、集中度の高い雰囲気でのコンサートとなりました。協会のラッセさんより「とても良いコンサートで、聴きに来てくれた皆さんもとても気に入ったそうです。このような演奏をフィンランドで聴ける機会はかなり少ないので、是非またきてください。」とお声がけくださいました。また友の会会員の小守みどりさんのお嬢さんが国立フィンランドバレエ団で活躍されており、今回の公演に来て下さり「体の中がぞくぞくしてきました。とても素晴らしかったです。」とお声がけ下さり、「次はコラボしたいですね。」と、次に向けて話が盛り上がりました。
ポーランド
◆ワルシャワ市ヲビツカ文化センターにて
10月5日(日)16:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜神代の巻〜」
ポーランドの首都ワルシャワ。ポーランドへの訪問は今年で8回目。今年は、昨年の和歌劇公演を聴いて下さった方カタジーナさんが主宰される日本文化を紹介する団体「喜びの公園」主催の催し「日本文化の日」のメインコンサートとしてご企画くださいました。和歌劇の前に、琴の演奏、着物ファッションショーも行われました。お客様は、ポーランドで日本の文化に興味を持たれている方々が集まられていて、日本語を少し話される方が多くいらっしゃいました。「とてもきれいな声で感動しました。また映像、衣装がとてもすてきでした。」とご感想をいただきました。
◆グダンスク市ポーランド日本情報工科大学にて
10月11日(土)18:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜神代の巻〜」
グダンスクは、バルト海沿岸の湾岸都市で、ポーランドにある最も美しい街のひとつに数えられています。この大学での公演は4回目で、以前には、歌枕が特別授業の講師を務めさせていただいたこともあります。今回の公演は、学生さん、一般の方がお越し下さり満席で、集中度の高い公演となりました。演終了後は、多くの方が歌枕に感想を伝えたいと並んでくださり、「歌枕さんの声を聴いて、体の中から沸き上がる気持ちになりました。感動しました。」「声、動きから感じる内容と衣装がとてもよくあっていると思いました。」などのご感想をいただきました。
ドイツ
◆ミュンヘン市ミュンヘン モヴィメントにて
10月8日(水)18:00〜 記紀・万葉〜「やまとうたコンサート」
ミュンヘンでのコンサートには、バイエルン独日協会主催で、会員を中心とした独日の方々と日本国総領事館より、領事、副領事がお越し下さいました。コンサート後、お客様より「透明な美しい声に感動しました。」「和歌、詩歌が、音楽にのるとこんなに心が伝わるものかと感動しました。」「歌枕さんの歌から、情熱が伝わってきました。本当に素晴らしかった。」と、またすべての準備をしてくださった代表役員の浅野昭博さんより「改めて日本人の原点を感じさせられました。日本は歴史のある国なのですね。堂々 と日本人として、しっかり生きていこうと思いました。」との嬉しいお言葉をいただきました。
チェコ
◆プラハ市在チェコ共和国日本国大使館 文化広報センターにて
10月14日(火)18:00〜 和歌劇「古事記うたものがたり〜神代の巻〜」
チェコの首都プラハは、街自体が “建築博物館”と称されるほど、時代時代の建築が調和した美しい街です。広報文化センターのある建物も、ボヘミア伯爵家ゆかりの宮殿一部の建物を利用されているところで、歴史的建築でのコンサートとなりました。公演には、世界女性会議 プラハ事務所代表のイギリス人の方や在チェコ日本国大使館書記官、そしてプラハコンセルバトワールの学生さんなど日本文化・音楽に興味を持つ方がお越し下さいました。「大変すばらしかったです。はじめて聴いた音楽です。」と好評をいただきました。